海外旅行先で自分のスマホから格安で日本に通話する方法

海外から日本への通話は高い!

海外旅行中に緊急で日本に電話しないといけないときはたまにありますよね。

市役所だったり銀行だったり会社だったり。

メールで済ませられるならデータ通信のできる環境にあれば無料またはわずかな通信料しか掛からないのですが、国際通話は今でも高いです。

 

例えばDocomoの場合、1分あたり

アメリカからだと140円

台湾からだと175円

シンガポールからだと175円

イギリスからだと180円

とかなりの高額です。金額は全て消費税別で記載しています。これ以降の記事でも同じです。

 

現地の通信会社のsimを使ったとしても結局は国際通話には変わらないので、これらよりは多少は安いかもしれませんがそれでも高いでしょう。

電話した先がコールセンターで、繋がってから話ができるまでに時間がかかると、その時間もそうですが通話料が気になって用事どころではないですよね。

そこで、自分が使っているのは「IP電話」です。

IP電話を使うと海外旅行先で自分のスマホから格安で日本に通話できる!

IP電話」って何?

自分は専門家でないのでざっくり言ってしまうと、「インターネット回線を使った電話」です。

海外旅行に行くときに、レンタルwi-fiを日本で借りて持って行ったり、現地の無料wi-fiサービスを利用したり、現地でデータ通信用simを買ったりすることがありますが、そのような時に利用できます。スマホアプリから使用するので、通話する端末はアプリをインストールした自分のスマホです。

なぜ「IP電話」だと安くなる?

IP電話を契約すると、「050」から始まる電話番号が割り当てられます。この番号を使って発信するので、日本向けの通話は「国内通話」になるのです。なので、海外旅行中だけ緊急連絡先としてIP電話の電話番号を知らせておくと、相手からも国内通話として電話をすることができます。親しい相手ならLINEとかでもいいのですけどね。

料金はいくら?

3分8円からです。それとは別に月々の基本料が無料〜300円(事業者によって異なる)とユニバーサルサービス料数円がかかります。海外旅行での話をしているので多少脱線しますが、もちろん日本国内でも使えますし、従量制のスマホの通話料金と比べても安いです。

主なIP電話の事業者

1.LaLa Call(ララコール)

最初に挙げたのは、自分がこれを使っているからです。株式会社ケイ・オプティコムという会社が運営しています。基本料金が月100円かかります。通話料は固定電話向けでも携帯向けでも3分8円です。(訂正:携帯向けは30秒8円です。)

lalacall.jp

2.050plus

日本で一番有名なIP電話サービスです。NTTコミュニケーションズ株式会社が運営しています。基本料金が月300円かかります。通話料は固定電話向けは3分8円、携帯向けだと3分16円です。

www.ntt.com

3.SMARTalk

楽天コミュニケーションズ株式会社という会社が運営しています。基本料は無料です。留守番電話などのオプションも無料です。通話料は30秒8円です。

ip-phone-smart.jp

海外への通話など細かいところは各事業者のHPをご覧ください。

IP電話のメリット

「安い」以外のメリットはこれです。

海外のsimを挿していても使える

自分が電話を受けるときは、相手に「050」から始まるIP電話の番号を押してもらいます。なので、日本のsimを挿していても、外していても、海外のsimを挿していても電話を受けることが可能です。海外旅行中だけ緊急連絡先としてIP電話の電話番号を知らせておくと、相手からも国内通話として電話をすることができます。親しい相手ならLINEとかでもいいのですけどね。

IP電話のデメリット

デメリットもいくつか挙げておきます。

1.「0120」、「0570」、緊急通話が使えない

緊急通話とは110や119のことですが、海外からは使いませんし、日本からは通常の電話のアプリから使うことになります。「0120」と「0570」については代替の固定電話の番号を調べる必要があります。

2.アプリが立ち上がっていないと受信できない場合がある

サービスによっては、アプリが立ち上がっていないと受信できないため常にアプリを立ち上げておかないといけないものがあります。LaLa Callは立ち上げていなくても電話を受けることがあるので大丈夫なはず。(大丈夫でない場合は電話がかかってこないのでわからないのですが)

3.停電時使えない

固定電話、携帯電話は停電時は使えますが、IP電話はインターネットを利用するため、停電時は使えません。

 

以上IP電話の紹介でした。