「MVNO」のメリット・デメリット

「MVNO」について調べてみた結果、メリット・デメリットが浮かび上がってきたのでまとめてみました。

「MVNO」のメリット

  • 通信料金の上限額が下がる

最大のメリットはこれですよね。高速通信の容量が小さければ小さいほど差は歴然とします。最近はMNO(携帯三社)でもMVNOのように高速通信の容量によって段階制で料金を設定していますが、いかんせん上限額が一番低いものでも高すぎます。通話定額オプションまで強制的に設定されてしまえば1万円近くになってしまいます。

 

以上!他にメリットが思いつきませんでした!といいますか、このメリットを享受するために、どのようなデメリットがあり、それを受け入れるか何らかの方法で回避するか、と考えるのがMVNOの正しい使い方になると考えます。

「MVNO」のデメリット

  • 「キャリアメール」がない

MNO各社と契約すると、いわゆる「キャリアメール」を使うことができます。メールアドレスの@の後ろにdocomoとかezwebとか付いているメールです。MVNOではそのようなメールサービスはありません。代わりにGmailなどのフリーメールを使えば解決します。キャリアメールもMNPのたびに変えなければいけないので、キャリアメールは必要ないと考えている人もいるくらいです。

  • 通話無料、通話定額がない

MNO各社では、基本料金に何円分の通話料込み、とか同じ会社間の通話が無料、とか家族間通話が無料などの通話無料サービスがありますが、MVNOにはありません。基本的に30秒20円の従量制です。通話料を抑えるには、データ回線を使うIP電話メッセンジャーアプリの通話機能を使うことになります。どうしても080や090で始まる携帯の番号と品質で通話をしたい、ということであれば、通話専用のフィーチャーフォン、いわゆるガラケーとデータ通信専用のMVNOのsimを入れたスマホの2台を運用してデータ通信の料金を抑える、ということになります。これは電話機を2台も持つことになりますが。

MVNOでも販売はありますが、基本的には自分の使いたいスマホを家電量販店などで購入する必要があります。MNOで契約してスマホを購入する場合には割引がありますが、simロックフリースマホを購入する場合には、基本的に割引はありません。性能の良いスマホsimロックフリーで買うと6~10万円くらいします。そこで性能が良い割に安価なzenfone5がお勧めとなるのです。

  • サポートが少ない

MNOでは、操作方法がわからない、とかどのような料金プランがいいか、ということをショップで相談することができます。しかし、MVNOではショップの窓口は基本的にないので、面前で相談することができません。ウェブサイトのQ&Aを読んで、それでもわからなければメールで相談することになります。

 

実はこれが一番MVNOを導入する上での足かせになっているのではないかと僕は考えています。MVNOでよりメリットを享受できるはずのライトユーザーはそれほどスマホ関係の知識もないし、どう調べればいいかもわからなかったりするわけで、結局良くわからなくて高いMNOの通信料金を払っているのです。サポートの少なさがコスト削減に直接つながっているとも言えるので、難しいところではありますが。

 

結論としてはMVNOを推進している総務省がなんとかしろ、ということになるのでしょうか。